今抱えている複数のローンを金利の低いローンに一本化することで毎月の返済額が少なくなるなど支払負担が楽になることが期待できるおまとめローンですが、このおまとめローンを借りることでデメリットとなることはあるのでしょうか？それはどういったケースになるのでしょうか？

毎月の返済額が少なくなるなどおまとめローンにはメリットの方が多いのですが、1点、おまとめしてデメリットとなってしまうケースがあります。それは、返済期間を長くした場合です。利息というのは、当たり前ですが金利が高ければ高いほど大きくなり、低金利であればあるほど少なくなります。しかし利息は金利だけではなく、借入期間の影響も受けます。借入期間が長ければ長いほど利息は大きくなってしまうのです。

毎月の返済額を減らすためには、金利を低くすることと返済期間を長くして月々の支払い自体を少なくする方法があります。返済期間を長くとれば、月々の支払い負担は少なくなりますが、反面、借入期間が長くなるため最終的に支払うこととなる利息が増えてしまう可能性があるのです。

今よりもある程度低い金利のローンで一本化できる場合には、借入期間をそう長くしなくとも月々の支払い負担を減らすことが出来るかもしれませんが、例えば消費者金融のおまとめローンなど、今とそう変わらないような金利のローンでおまとめした場合、毎月の返済額を減らすためには返済期間を長くして月々の支払いを減らす必要も出てくるでしょう。

もちろん、おまとめローンの目的はローンを一本化して毎月の返済負担を減らすことが第一です。ですからおまとめの際にはたとえ最終的な支払い総額が増えるのだとしても、今毎月返済を続けていけるようにおまとめすることが最優先と言えます。支払い総額が増えることはデメリットではありますが、実際どのくらいの額増えてしまうのかを把握し、余裕のあるときには繰上返済をしていくことで対策もとれます。

おまとめローンは利用することで断然メリットのほうが多いローンです。こうしたデメリットの可能性はありますが、今返済が苦しい、またこれから返済が苦しくなるかもしれないというのであれば早い段階からおまとめローンを利用しましょう。